archive: 2019年01月 1/1
豊かな人生は丁寧な暮らしから

文明の利器が発展し、便利な世の中になりました。このご時世、家電なども全自動化がすすみ、家事に追われる女性にとっては頼もしいことでしょう。家電に限らず、インタント、冷凍食品などもどんどん改良され、味もよくなってきています。料理をするのは好きじゃないし面倒、なんて方にはありがたい世の中ですよね。時間短縮、効率化・・・・。ただ、それにともない大事ななにかを置き去りにしているような心持ちになります。たとえ...
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雑誌のバックナンバーを初購入

気になる作家さんの存在があります。本の内容やテーマは深く、関心はあるものの、文体がどうにもあわない。ですから本を買うまでには至らず、なんだかモンモンとした気分のままいるのです。出版している本はベストセラーであるし、多くの作品を世に出し続けていることを考えても優れた作家さんであることは間違いないのでしょう。それゆえ本屋に行く度、視界のはしっこで捉えてしまうのです。意を決してパラパラとページをめくるこ...
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文体が全てを物語る

小説にしても、エッセイにしても、選ぶ基準は、面白さというより、世界観重視だったります。そして直感を信じていて、書き出しの一文だけ見て買うことが多いですね。 これは何に対してもいえること。なにかを選ぶとき、じっくり吟味するタイプではありません。仕事、趣味、ファッション。ほぼほぼ、インスピレーションで決めます。と本題に戻りまして。物語の世界観ってなんだろう。ふと考えたりもします。まずは喜怒哀楽で分類...
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記憶のカケラが再び情熱に火を灯すとき

初めて小説らしきものを書き上げたのは、小学4年生のときでした。当時SFがブームを巻き起こし、ドラマやアニメ化もされていました。そんなタイミングで、私の中に、小さな小さな毛糸玉ほどの世界がぷくりと浮かび上がってきたのです。カタチも定かではなく、はかないけれど、それは確実に大きく膨らんでいき、いつしかペンをとって書き始めていました。その頃はパソコンはおろかワープロも普及しておらず、原稿用紙にペンで書く、...
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『ツバキ文具店』 凛とした静けさの中にある幸せ

静と動。この作品は間違いなく『静』の物語。大きな事件も奇妙な主人公も登場しない、ささやかでつつましやかな日々のお話しです。舞台は鎌倉の山のふもとにある古い文具屋『ツバキ文具店』。店主でありこの物語の主人公でもある鳩子は、どこにでもいるありふれた人間像として描かれています。祖母から受け継いだ文具屋で粛々と商いを行い、ぜいたくすることもなく、つつがない日々を過ごしているだけ。ただひとつ、物語に特異性が...
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お正月の過ごし方

お正月の過ごし方はずっと変わらない。外へでることはほとんどなく、年末に買い込んだ本をひたすら読む。逆にそれ以外はない、という感じ。ここ数年の悩みとしては、選ぶ本が限られてきたということ。新しい感性を求めて、特定の作家に固執しないようにしているものの、結果的に偏ってきてますね。本を選ぶ基準はいろいろあるけれど、賞をとっている作品、ベストセラーと評される本は当然のごとく最初に目に飛び込んできます。一番...
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平成最後の元旦に

あけましておめでとうございます。昨年末にこのブログを復活し、新しい年にこうして書き始めています。平成最後のお正月ということを考えると、感慨深いものがありますね。言葉の魔力とは不思議なものです。自身の表現力のなさ、発想力の乏しさに落胆して、創作することをやめてしまったのですけど、また意欲がわきでてきました。たくさんの本を読み、多くの作品にふれ、言葉を内側にしみこませるようにして過ごした数年間。少しず...
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